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bluesoyaji’s blog

読書、化石採集、大学入試問題の分析、国語の勉強方法、文学、音楽、学び方などを書いています。少しでも高校生や受験生のみなさんの役に立てばうれしいです。

古典三千冊の読書で初めて文学について発言できる

大西巨人 「いつもそばに、本が」 朝日新聞 2001年2月4日 4月から転勤で、荷物の整理をしていると、クリアファイルに挟まれて新聞記事のコピーが3枚出てきた。 1枚目は、大西巨人の横顔写真と「古典千冊3回読め」と菊池寛 という見出し。 記事内容…

気になった言葉 「滅びるね」「はっきり言うのは、駄目なんです」最近の読書より

青空文庫 『三四郎』夏目漱石 http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/794_14946.html ―あなたは東京がはじめてなら、まだ富士山を見たことがないでしょう。今に見えるから御覧なさい。あれが日本一の名物だ。あれよりほかに自慢するものは何もない。と…

東京大学 藤原新也 「あ▾ 太字 斜体 打消 アンダーライン 文字の大きさ 文字色 <NEW>部活動<NEW>お題スロットる風来猫の短い生涯について」2015年 大学入試 前期 文科

若い頃、よく読んだ藤原新也が東京大学の入学試験に出題されていたので、久しぶりに読んでみました。 2015年 東京大学 前期 文科 藤原新也 「ある風来猫の短い生涯について」 河合塾のサイトで読めます http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/15/t0…

山本周五郎の小説が金沢大学の入試に出題されていたので読んでみた 2017年 金沢大学 人間社会学域 国語

2017年 金沢大学 人間社会学域 入学試験問題 国語 「民衆という幻像」渡辺京二 筑摩書房 山本周五郎の小説を取り上げ、義理を論じた文章。周五郎を題材にする評論は珍しいので、読んでみました。 http://nyushi.nikkei.co.jp/honshi/17/kn1-31p.pdf 問題…

サン=テグジュペリの最期について書かれた本 「星の王子さまが眠る海」を紹介します

国立大学の医学部入試にも出題された「夜間飛行」 その作者のサン=テグジュペリは、第二次世界大戦中の1944年7月31日、偵察機で任務に出撃し、帰りませんでした。 その死は謎のままで、ドイツ軍の戦闘機に撃墜された、故障のため墜落した、急病のせいだなど…

山形大学医学部 2015年 大学入試問題 「夜間飛行」サン=テグジュペリ

サン=テグジュペリの「夜間飛行」は、1931年にパリで出版された小説である。 山形大学医学部の2015年大学入試 国語の問題で「夜間飛行」が出題されたので、考えてみた。 なお、問題文は、新潮文庫 堀口大学訳の文章。おそらく著作権の関係でネットには…

国語教師が勧める小説 夏目漱石「夢十夜」と上田秋成「青頭巾」

夏目漱石「夢十夜」と上田秋成「青頭巾」 夏目漱石「夢十夜」第一夜 第一夜は、男が女との約束を待ち続ける話。百年待てば、会いに来るという女の言葉を信じて男は墓石の前で座り続けます。 青空文庫から引用します。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/…

2017年 広島大学 入試問題 国語 「ブラジルおじいの酒」目取真俊 を読んで考えた

2017年 広島大学 入試問題 国語 小説 「ブラジルおじいの酒」目取真俊 河合塾のサイト http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/17/hr1.html 近所に一人で住む「おじい」と小学4年生の「ぼく」との交流が描かれている。初めは友だちと「おじい」の畑…

2017年 大阪大学 入試問題 文学部 国語 小説 島尾敏雄 「魚雷艇学生」を読んで考えた

2017年 大阪大学 入試問題 文学部 国語 小説 島尾敏雄 『魚雷艇学生』 http://nyushi.nikkei.co.jp/honshi/17/ha1-31p.pdf 分析や解答例は河合塾のサイトでどうぞ。 河合塾(総合教育機関・予備校)/ 2017年度国公立大二次試験・私立大入試解答速報http://ka…

2017年 京都大学 入試問題 国語 理系 「私」をつくる 近代小説の試み を読んで考えた

2017年 京都大学 入試問題 国語 理系 「私」をつくる 近代小説の試み 岩波新書(新赤版) 15722015年11月20日第1刷発行著者 安藤宏 問題文は第3章「あなた」をつくる からの引用で、二葉亭四迷が話し言葉で小説を書くことを迷っていたというエピソードに続く…

『夏目漱石』十川信介著 岩波新書 を読んで

『夏目漱石』十川信介著 岩波新書 ロンドン留学中の漱石は、下宿の部屋にこもり、勉強ばかりしていた。そのためか精神が不安定になったが、その危機を克服したのは、なんと自転車に乗ることだった! 自転車に乗る女主人のミス・リールの勧めで、漱石は自転車…

『夏目漱石』十川信介著 岩波新書 を読んで考えた

『夏目漱石』を読んで、気になった箇所を引用する。(一部表記を変えています) 彼は続いて十一年四月には市谷上等小学第八級を卒業、同じ年の十月には神田猿楽町にあった錦華学校小学尋常科第二級後期を卒業するというスピードぶりである。これは当時の学制に…